ポケモンカードのスリーブのサイズ解説のアイキャッチ用画像

ポケモンカードのスリーブサイズ徹底解説!おすすめ品や選び方も紹介

ポケモンカードゲームのカードを長く大切に楽しむために欠かせないのが「スリーブ」です。
特にポケモンカードのカードサイズに合ったスリーブを使うことは、カードを傷や汚れから守るうえでとても重要になります。
とはいえ、スリーブには色々な種類やサイズがあり、初心者の方には何を選べばよいか分かりづらいですよね。

本記事では、ポケモンカードに最適なスリーブのサイズに関する基本情報から、用途別のスリーブの選び方やおすすめ商品、さらには「デッキシールド」と呼ばれる公式スリーブの魅力まで、幅広く解説します。

ポケモンカードのスリーブサイズの基本情報

まずはポケモンカードのスリーブサイズについて基本を押さえましょう。

ポケモンカード自体の大きさ

ポケモンカードのカード自体の大きさは一般的なトレーディングカードのスタンダードサイズで、縦約88mm×横63mmです​。

これは世界的に多くのカードゲーム(マジック:ザ・ギャザリングやデュエルマスターズなど)で採用されている標準的なカードサイズになります。
ちなみに遊戯王カードなど一部のゲームはもう一回り小さい「ミニサイズ」(約86mm×59mm)なので、ポケモンカード用のスリーブを選ぶ際にはスタンダードサイズ対応のものを選ぶ必要があります。
小さいサイズのスリーブだとポケモンカードは入らないので注意しましょう。

ポケモンカードのスリーブ本体のサイズ

では、スリーブ本体のサイズはどのくらいが適切なのでしょうか?
結論から言うと、ポケモンカード(63×88mm)に対して横66~67mm×縦91~92mm程度の内寸を持つスリーブがちょうど良いとされています。
このサイズであればカードを無理なく収納でき、かつ余分な遊びが少ないためカードがズレにくいです。
実際、ポケモンカード公式のスリーブ(デッキシールド)もサイズが縦92mm×横66mmと発表されています​。
公式品であればサイズが合わなくてカードが入らない、という心配はまずないでしょう。

なお、カードショップや通販サイトでは膨大な種類のスリーブが売られていますが、基本的に3種類のサイズに大別できます。用途に応じて以下のように使い分けられています。

スリーブの3種類のサイズ
  • インナースリーブ(小さめサイズ)
    カードにジャストフィットするサイズの極薄スリーブです。寸法はポケモンカードに近く、例えば有名な製品では縦89mm×横64mm程度​で、カードをぴったり包み込みます。
  • レギュラースリーブ(標準サイズ)
    一般的に「スリーブ」と言うとこのサイズを指し、ポケモンカードに合う標準的サイズです。寸法は製品によって微妙に異なりますが、概ね縦91~92mm×横66mm前後が主流です​。
    このレギュラースリーブには、ポケモン公式のデッキシールドや、キャラクターイラストが描かれた各種デザインスリーブ、無地カラーの安価なスリーブなどが含まれます。
  • オーバースリーブ(大きめサイズ)
    レギュラースリーブより一回り大きなサイズのスリーブです。寸法は幅約68.5~69mm×高さ93~94mm程度とさらに大きめに作られています​。
    オーバースリーブは基本的に単体で使うものではなく、「スリーブを保護するためのスリーブ」としてレギュラースリーブの外側に重ねて使用します。お気に入りのデザインスリーブが傷つかないように、その上からかぶせるカバーの役割ですね。

このようにインナー → レギュラー → オーバーの順にサイズが大きくなり、それぞれ用途が異なります。
ポケモンカードを遊ぶ際は最低でもレギュラーサイズのスリーブを使用し、さらにカードの価値やこだわりに応じてインナーやオーバーを組み合わせる形になります。
では具体的にどんなスリーブ製品が人気でおすすめなのか、次の章で見ていきましょう。

おすすめのスリーブとその特徴(耐久性・透明度・厚みなど)

数あるスリーブの中から、ポケモンカードユーザーに定評のあるおすすめスリーブをいくつかピックアップして紹介します。
それぞれ耐久性透明度, 厚みなど特徴が異なりますので、自分の目的に合ったものを選ぶ参考にしてください。

ポケモン公式デッキシールド(公式スリーブ)

ポケモンセンターなどで販売されている公式のスリーブです。
1パックに64枚入り(スタンダードデッキ60枚+予備4枚)で、サイズは前述のとおり66×92mmとポケカ用に最適化されています。
素材は厚さ0.1mm程度のPP製で、手触りはややしっとりしたソフトタイプです。
透明度は表面・背面とも高く、イラストカードの美しさも損ないません。耐久性は後述する高耐久タイプには及ばないものの、通常のプレイであれば十分実用的です。
なによりピカチュウや伝説ポケモン、トレーナーズなど多彩な公式イラストデザインが魅力で、コレクションとして集める人も多い人気商品です。

高耐久タイプのスリーブ

対戦を頻繁に行うプレイヤーに支持されているのが、厚手で耐久性抜群のスリーブです。たとえば海外製のDragon Shieldやドイツ製のKatanaスリーブ(Ultimate Guard社)などは、一般的なスリーブの2~3倍ほどの価格ですが、その分裂けにくく傷みにくいと評判です。背面にエンボス(細かな凹凸)加工が施されたマットタイプで、指紋や傷が目立ちにくくシャッフルしやすいのも特長です。透明度は前面に特殊コーティングがされている製品もあり、反射や曇りを抑えカードの視認性が高いです。長く使っても傷まない頑丈さを求めるならこの種のスリーブが最適でしょう。

安価で手に入りやすい無地スリーブ

予算を抑えたい方や、とりあえず手軽に入手したい場合は、シンプルな無地カラーのスリーブがおすすめです。カードショップのオリジナル商品や、KMCなど国内メーカーのカードバリアーシリーズ、Ultra PROのPRO-Matteシリーズなどは比較的安価に大量枚数が手に入ります。
たとえば100円ショップ(ダイソーやセリア)でもレギュラーサイズ60枚入りの無地スリーブが110円(税込)で販売されており、コストパフォーマンス抜群です。これらは薄手でシャッフル感も軽く、普段遊び用や子供向けにも向いています。ただし耐久性は高級スリーブほどではないため、破れたり曇ってきたら適宜交換するようにしましょう。

インナースリーブ

カードを完璧に保護したい人に欠かせないのがインナースリーブです。
特にKMC社の「カードバリアー パーフェクトサイズ」は定番商品で、ポケモンカードにジャストフィットする64×89mmサイズの極薄スリーブです。
これにカードを入れたうえで、さらに通常のスリーブに入れることで二重スリーブが完成します。
インナースリーブ自体は柔らかく薄いため単体利用だと防御力は最低限ですが、カード表面への指紋やホコリの付着を防ぐ効果があります。
貴重なカードや高レアリティカードを使用するときは、このインナースリーブ+公式スリーブの組み合わせが安心です。

オーバースリーブ

お気に入りのキャラクタースリーブを擦り傷から守るために使うのがオーバースリーブです。
Broccoli社の「キャラクターガード」シリーズやKMCの「カードバリアー ハイパーオーブ」などが知られています。透明かつ厚みのある硬質素材でできており、スリーブの上から重ねることで、スリーブ自体の印刷や光沢面を保護します。
大きめサイズなのでカード+スリーブを入れてちょうど良く、外側からもう一枚フィルムが覆う形になります。
ただし三重スリーブ(インナー+スリーブ+オーバー)まで行うとデッキ全体がかなり厚くなり、シャッフルが少しやりにくくなる点には注意しましょう。
基本的にはコレクション鑑賞用や、公式イラストスリーブを長持ちさせたいコレクター向けのアイテムと言えます。

スリーブの選び方 – 用途別の最適な選び方

スリーブ選びは、重視するポイントや用途によってベストな選択肢が変わってきます。
ここでは用途・目的別に、どんなスリーブ構成や商品を選ぶと良いかを解説します。

コスパ重視で選ぶなら

「できるだけ費用を抑えたい」「とりあえず枚数が欲しい」という場合は、無地スリーブを選ぶのがおすすめです。
上述したように、100円ショップの製品や大容量パックのスリーブは非常に安価で、傷んだら気軽に交換できます。
デザインにこだわらなければ機能的には十分で、予算重視の方に最適です。
例えばカードラボやAmazonでは100枚入り数百円程度で透明・カラー各種の無地スリーブが購入できます。まずは安いスリーブで始めてみて、慣れてきたら好みのものに乗り換えるのも良いでしょう。

カード保護性能で選ぶなら

とにかくカードを傷から守ることを最優先するなら、二重スリーブに勝るものはありません。
具体的には「公式デッキシールド(キャラスリーブ)+インナースリーブ」または「公式デッキシールド+オーバースリーブ」といった2重構成がおすすめです。
インナーを併用すればカード自体を直接触らずに済み、万一外側のスリーブに水滴やホコリが入り込んでもカード本体は無傷で済みます。
またオーバースリーブを併用すれば、お気に入りのイラストスリーブ面が擦れてプリントが剥げるのを防止できます。
高額なカードや希少カードをデッキに入れる場合、あるいはコレクターがカードを鑑賞用に保管する場合などは、このように二重スリーブで万全の保護をすると安心です。
ただし三重以上はさすがに厚くなりすぎるので、実用上は二重までに留めるのが無難です。

プレイのしやすさ(シャッフルの快適さ)で選ぶなら

対戦でのプレイアビリティを重視するなら、エンボス加工(マットタイプ)スリーブがおすすめです。
背面がツルツルのスリーブは見た目は綺麗ですが、何枚も重ねると滑りが悪くなりカード同士がくっつきやすいという欠点があります。
特に大会などで頻繁にシャッフルする場合、スムーズにカードを切れるかどうかは重要です。
そこで背面にザラつきのある加工が施されたマットタイプのスリーブだと、適度に空気が入ってカードが貼り付かず、シャッフルが快適になります。前述のDragon ShieldKatanaの他、国内メーカーの「ブロッコリー スリーブプロテクター」シリーズ(背面エンボス)やKMCの「ハイパーマット」シリーズなどが該当します。これらはクリアなスリーブに比べ多少値段は上がりますが、頻繁に遊ぶプレイヤーには使用感の良さから人気となっています。
「試合で勝つこと第一!」という対戦派の方は、ぜひマットタイプを試してみてください。

デザイン・コレクション性で選ぶなら

スリーブそのもののデザインを楽しみたい場合は、やはり公式キャラクタースリーブ(デッキシールド)や他社から発売されているキャラクタースリーブ(通称:キャラスリ)が魅力的です。
ポケモンカード公式からも、人気ポケモンやトレーナーをあしらったデッキシールドが定期的に発売されており、コレクションとして集める楽しみがあります。
お気に入りのポケモンをデッキスリーブにすれば、対戦中のモチベーションも上がること間違いなしです。
ただし印刷されたイラスト面は使用を重ねると擦れて傷つく恐れがあるため、美しさを保ちたいならオーバースリーブで保護するのがおすすめです。
またポケモン以外にもアニメキャラやイラストレーターコラボのスリーブなど、サイズさえ合えば様々なデザインスリーブが使用可能です。
コレクターならばスリーブ自体もコレクションアイテムになりますので、気に入ったデザインを見つけたらぜひ入手してみましょう。限定品や生産終了品は入手困難になることもあるのでご注意を。

スリーブとデッキシールドの違い

ポケモンカード関連の話題で「スリーブ」と「デッキシールド」という2つの言葉が登場しますが、その違いは何でしょうか?
結論から言えば、両者は基本的に同じものを指しています。ただし使われる場面やニュアンスに若干の違いがあります。

スリーブ」という言葉は英語で「袖」を意味し、トレーディングカードゲーム全般ではカードを入れる保護用フィルムを指す一般的な用語です。
一方、「デッキシールド」はポケモンカードゲームにおいて公式に使われている呼称で、やはりカード1枚ずつを傷から守るための袋状のアイテムのことです​。
ポケモンカードゲームが日本で始まった1990年代後半に、この「デッキシールド」という用語が初めて登場しました(初出は1997年頃と言われています​。

つまりポケモン公式の言い方がデッキシールドで、一般にはスリーブと呼ばれる、という違いです。

実際の商品としては、ポケモンセンター等で販売される公式スリーブが「デッキシールド」と名付けられており、パッケージにも大きく「デッキシールド」と表示されています。
対して、他社製のカード用スリーブや、総称として語る場合には「スリーブ」と呼ぶことが多いです。たとえば「おすすめのスリーブ○選」という記事では幅広い製品を扱うので「スリーブ」としていますし、公式サイトの商品情報では「デッキシールド○○(商品名)」と記載されています。
このように呼び名が違うだけで本質は同じものですので、深く悩む必要はありません。

要するに、ポケモンカードをやっている人同士の会話では「スリーブ」で通じますし、公式グッズとして話すときは「デッキシールド」と言う、くらいの違いです。
ちなみにデッキシールドという名称は原作ゲームには登場しないポケモンカード特有の用語でもあります。覚えておくと豆知識として話のネタになるかもしれませんね。

ポケモンカード公式スリーブ(デッキシールド)の魅力

ポケモンセンターではポケモンのキャラクターが描かれた様々なデザインのスリーブが販売されています。

ポケモンカード公式のデッキシールド(スリーブ)は、ポケモンファンにとって魅力あふれるアイテムです。ここでは公式スリーブならではの魅力やメリットについて紹介します。

まず第一に、公式スリーブはデザインの豊富さが魅力です。
歴代の人気ポケモン(ピカチュウ、イーブイ、リザードン等)や伝説・幻のポケモン、ゲームシリーズの主人公やライバル、ジムリーダー・チャンピオンなど、多彩なキャラクターイラストがスリーブになって発売されています。
季節やイベントに合わせた限定デザインや、大会記念品の特別仕様などもあり、コレクター心をくすぐります。
お気に入りのポケモンやトレーナーが描かれたスリーブでデッキを揃えれば、対戦のたびに気分が盛り上がりますよね。

次に、入手のしやすさもポイントです。
公式スリーブは基本的に全国のポケモンセンター店舗やポケモンセンターオンラインで購入できます。
またカードショップでも新品が販売されていることが多く、比較的手に入りやすいです。
価格は1パック当たり定価で700~900円程度(税込)と手頃で、しかも64枚入りなので1デッキ分+予備がまかなえます。
ただし人気デザインや限定品はすぐに売り切れてしまうこともしばしばです。
公式から新デザインが発表されたら、発売日をチェックして早めに入手することをおすすめします(タイミングを逃すと後から入手困難になるケースもあります​。
特に限定版や大会配布のスリーブなどは、発売直後でないと手に入らないこともあります。

品質の面では、公式デッキシールドはサイズがポケモンカード用に最適化されているためフィット感が良好で、基本的な作りもしっかりしています。
厚みは標準的でシャッフルもしやすく、イラスト面も高品質な印刷で耐久性は十分あります。
ただし繰り返し使用すれば当然ながら擦れや角の痛みは出てくるため、コレクション目的の方は使用用とは別に保存用に未開封を保管しているなんて話もあるようです。
実際、一部の公式スリーブはコレクター需要が非常に高く、販売終了後に高値で取引されることもあります​。

特に大会賞品やイベント限定で配布されたスリーブ(例えば世界大会・チャンピオンズリーグ記念のスリーブなど)は数万円以上のプレミア価格になることもあり、もはやカード同様にレアアイテム化しています。

このように、公式デッキシールドは実用性とコレクション性を兼ね備えた魅力的なアイテムです。
ポケモンカードを始めたばかりの方にはまず公式スリーブを使ってみることをおすすめします。安心のサイズ感でお気に入りのデザインを楽しみながらカードを守れますし、使っていくうちに「もっと耐久性が欲しい」など感じた場合に他のスリーブにステップアップすると良いでしょう。

スリーブの歴史

歴史の見出し画像

ここで少し息抜きに、カードスリーブの歴史や豆知識を紹介しましょう。
実はカードゲーム用スリーブの歴史は意外と古く、まだトレーディングカードゲームが誕生する前からコレクターズカード(野球カードなど)の保護目的で透明スリーブが存在していました​。

初期の頃はただ透明な袋に入れるだけでしたが、やがて1990年代にカードゲーム文化が広まるにつれ、各ゲームの公式スリーブやキャラクターデザインのスリーブが作られるようになりました。

ポケモンカードゲームでは、前述したように1997年頃に「デッキシールド」という名称が登場し、公式グッズとしてのスリーブ展開が始まりました。
初期に発売された公式スリーブには「なみのりピカチュウ」や各エネルギータイプのマークがデザインされたものなどがあり、当時からコレクターに人気だったようです。
その後もポケモンカードの拡張ごとに記念スリーブが登場し、現在に至るまで数百種類にも及ぶ公式スリーブが存在します。
実際、ポケモンカード20周年時(2016年)には歴代デッキシールドの人気投票企画「デッキシールド大選挙」なんてものも行われました。
お気に入りのスリーブが上位に入った方もいるかもしれませんね。

スリーブの正しい使い方と保管方法

お気に入りのスリーブを手に入れたら、正しい使い方保管方法もしっかり押さえておきましょう。
スリーブはカードを守るものですが、使い方を誤るとかえってカードを傷つけてしまったり、スリーブ自体が短命に終わってしまうこともあります。以下にポイントをまとめます。

スリーブへのカードの入れ方

スリーブにカードを入れる際は、カードの角が引っかからないよう丁寧に行いましょう。
基本はスリーブ上部の開口部からカードをまっすぐ滑り込ませますが、急いで入れようとして角をぶつけるとカードの角が潰れたりスリーブに傷が付いたりします。
カードを軽く曲げてスリーブを広げるようにしながら入れるとスムーズです。
また、二重スリーブをする場合のコツとして、インナースリーブにはカードを下から入れ、次のスリーブには上から入れると良いです。こうすることでインナーの開口部とアウター(外側)スリーブの開口部が逆方向になり、カードが完全に密封されてホコリや水滴が入り込みにくくなります​。

二重スリーブ時はカードとインナーの間、インナーとアウターの間に空気が残って膨らみやすいので、ゆっくり押し込んで余分な空気を抜きつつ入れると綺麗に収まります。
入れ終わったら数枚まとめて軽くトントンと平らな所で叩き、空気を逃がすとよりフィットします。

スリーブ装着カードの扱い方

スリーブに入れたカードは基本的に丈夫になりますが、無敵ではありません。
特に反りや曲がりには注意が必要です。強引に曲げればカードごと折れてしまいますし、ひどく反ったカードはスリーブに入れていてもいずれ折れ目が付く恐れがあります。
シャッフルする際は、トランプのような激しいブリッジシャッフルは避け、カードを優しく混ぜるようにしましょう(シャッフルテクニックとしては、両手でカード束をスライドさせるヒンズーシャッフルや、テーブルに広げて切る方法などが推奨されます)。
また、カードを人に見せるときなどは手の油分がスリーブに付いて曇ることがあるので、気になる場合は事前に手を洗っておくと良いです。

スリーブとカードの保管方法

使わない時の保管も大切です。スリーブに入れたカードはできればデッキケースや専用のカードボックスに入れて保管しましょう。
むき出しで置いておくとホコリが付いたり日光で日焼け・退色する可能性があります。
特に直射日光や高温多湿の環境はカードが反ったり、スリーブが変形する原因になるので避けてください。夏場の車内や窓際に長時間放置するのはNGです。
お気に入りのカードはスリーブ+ハードケース(トップローダー)に入れて更に密閉ケースで保管するなど、念を入れてもいいでしょう。コレクションカードの場合はバインダーのポケットにスリーブごと収納するとダブルで保護できて安心です。

スリーブ自体のメンテナンス

忘れがちですが、スリーブそのものの手入れや交換も重要です。特にデッキの一番外側のスリーブ(シングルスリーブならそれ、二重スリーブならアウター)は使用中に意外と汚れています​。

手汗やテーブルの埃などで徐々に曇ったり、表面がざらついてくることがあります。そのままだと透明度が落ちてカードが綺麗に見えないので、定期的に柔らかい布で拭くか、新しいものに交換しましょう​。

オーバースリーブなど消耗品と割り切って安いものを使い、汚れたり傷ついたらこまめに替えるのも一つの手です。また長期間使っているとスリーブの角が裂けてくることもあります。
小さな破れでも大会ではマークド(印付き)カードと見なされる可能性があるため、傷んだスリーブは早めに新品に差し替えてください。交換用に余分なスリーブを常備しておくと安心です。

余ったスリーブや未使用スリーブの保管

デッキを組むとどうしても数枚スリーブが余りますし、コレクションで未開封のスリーブパックが増えることもあります。
余ったスリーブは一箇所にまとめてジッパー付き袋などに入れておくと紛失せず清潔に保てます。
未開封品は直射日光と高温多湿を避け、なるべくフラットな状態で保管しましょう。
長期間放置するとパック内でスリーブが湾曲してしまうことがあります(新品特有の反りが出る場合がありますが、使っているうちに平らになります)。
貴重な限定スリーブなどはコレクション用と使用用に分けて保存している方もいるようです。

スリーブを安く買う方法・おすすめ通販サイト

スリーブは消耗品でもあるため、できれば安く手に入れたいものです。
最後に、スリーブをお得に購入する方法やおすすめの通販サイトをいくつか紹介します。上手に活用してお気に入りのスリーブをゲットしましょう。

ポケモンセンター(公式オンライン)で購入

まず定番はポケモンセンターオンラインです。
公式通販サイトでは新作のデッキシールドが発売日に入荷し、定価で購入できます。
人気商品は早期に売り切れることもありますが、こまめにチェックしていれば確実に正規品を入手できる安心感があります。
特に新発売のスリーブは転売ヤーによって価格が吊り上げられる前に、公式で定価購入するのが一番です。
公式オンラインで狙う際は、会員登録を事前に済ませ、発売開始時間にアクセスするようにしましょう。
なお、公式サイト限定のキャンペーンや特典付き商品が出ることもあるので要チェックです。
公式のリンクを以下に紹介します。興味のある方は覗いてみてください。

Amazonや楽天市場など大手通販

手軽さと品揃えで便利なのがAmazon楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトです。
例えば楽天市場で「ポケモンカード スリーブ」を検索すると数万件もの商品がヒットします​。

公式スリーブから海外製スリーブ、大会限定品の出品まで幅広く扱われており、価格比較もしやすいです。特に楽天は複数ショップ間で価格競争があるので、定価以下で販売されているスリーブも見つかります。
またポイント還元やセール(楽天スーパーSALEなど)を利用すればさらにお得です。一方Amazonはプライム配送で翌日届くものも多く、急ぎで欲しい場合に便利です。Amazon限定デザインのスリーブが発売されたこともありました。
以下に楽天市場の検索結果ページを載せておきますので、興味があれば探してみてください。

カードショップの通販

カードゲーム専門店のオンラインショップも穴場です。
カードラボや晴れる屋、イエローサブマリンなどTCG専門店の通販サイトでは、サプライ品のセールを行うことがあります。
型落ちデザインの公式スリーブや、大会配布スリーブの中古未開封品などが定価より安く売られていることもあります。また店舗独自のポイントが貯まったり、まとめ買い割引があるショップもあります。
レアなスリーブを探す場合、専門店の在庫をチェックしてみる価値は高いでしょう。
さらに最近ではメルカリやmagiといったフリマアプリでも新品スリーブの出品が見られます。ただしフリマは相場より高かったり真贋不明なケースもあるので、利用は慎重に。

大量購入やシェア買いで安く

大量にスリーブを使う方は、業務用パックボックス買いで割安になることがあります。
例えばUltra PROのクリアスリーブは500枚入りボックスが販売されていたり、KMCのスリーブも10パックセットで割引価格になっていることがあります。
また友人同士でまとめて購入して送料をシェアするのも一つの手です。
通販サイトでは一定金額以上で送料無料になることが多いので、仲間内で欲しいスリーブをリストアップして共同購入すれば送料分がお得になります。

まとめ

まとめの見出し画像

ポケモンカードのスリーブサイズに関する基本から応用まで解説してきました。
最後に内容を簡単に振り返ってみましょう。

まとめ

①ポケモンカードのカードサイズは約63×88mmでスタンダードサイズ。これに合うスリーブサイズ(内寸)は66×91mm前後が目安。

②スリーブにはインナー(小さめ), レギュラー(標準), オーバー(大きめ)の3種類があり、用途によって使い分ける。
二重スリーブや三重スリーブでカードとスリーブ自体を保護可能。

③おすすめスリーブとして、公式デッキシールド(デザイン豊富), 高耐久スリーブ(Dragon Shield等, 耐久性◎), 無地スリーブ(安価で手軽), インナースリーブ(カードぴったり保護), オーバースリーブ(お気に入りスリーブの保護用)などを紹介。

④スリーブ選びはコスパ重視なら無地、カード保護重視なら二重スリーブ、プレイ感重視なら背面エンボス加工、デザイン重視ならキャラスリ+オーバースリーブなど、自分の優先事項に合わせて選ぶと良い。

⑤「デッキシールド」はポケモン公式の呼び名で、本質的にはカード用スリーブと同じもの。呼称の違いだけで、大きな差異はない。

⑥公式スリーブはデザインが魅力で、64枚セットと使い勝手も良い。人気品は売り切れ注意だがコレクション性も高く、限定品には高値が付くこともある。

⑦スリーブは正しく扱うことで効果を発揮。
カードの入れ方(特に二重スリーブ時のコツ)、シャッフルの仕方、保管場所(直射日光NG、高温多湿NG)、スリーブ自体の清掃・交換などに気を配ろう。傷んだスリーブは早めに交換してカードを守る。

⑧スリーブを安く買うには、公式通販で確実に定価購入、大手通販で価格比較して安値を探す、カードショップ通販でセール品を狙う、友人とまとめ買いする等の方法がある。

大切なカードを守り、そしてデッキを彩ってくれるスリーブは、ポケモンカードゲームの楽しさを支える重要な存在です。お気に入りのスリーブでカードを包めば愛着も湧き、対戦やコレクションがさらに楽しくなるでしょう。ぜひ本記事の情報を参考に、自分にピッタリのスリーブを見つけてみてください。ポケモンカードライフを快適に、そしてオシャレに演出してくれるスリーブ達とともに、これからも素敵なカードゲーム時間をお過ごしください!